「長期」とは具体的に1年単位でしょうか? それとももっと? また、為替の世界での長期と短期、長中期と短中期とは、具体的に何ヶ月くらいでしょうか?デイトレーダーの方は1週間でも長期かもしれませんし、長期投資家の方は、1ヶ月でも短期かもしれません。 明確な定義があるわけではありませんが、私の場合のおよその認識は下記のとおりです。短期・・・数日から数週間程度。中期・・・数週間から数ヶ月程度。長期・・・数ヶ月から1年超。たまに、超短期とか超長期という言葉を私は使います。超短期・・・デイトレード的な感覚(日中の動き)からせいぜい数日以内。超長期・・・数年から十数年。為替取引で資産形成するにあたり、短期投資と長期投資のどちらがいいかという議論がありますが、私は両方いいと思っています。それぞれメリット・デメリット、向き・不向き、注意点などがあります。短期売買→スワップポイントはあまり気にしてはいけない。短期になればなるほど運用成績に占める割合は、スワップポイントよりも為替変動によるものの方が圧倒的に大きくなる。低手数料または手数料無料のFX会社、取引システムがしっかりしているFX会社を選びたい。レバレッジを高めたハイリスク・ハイリターンの取引も可能で、資金効率は高まる。ただしその場合は、損切りをごく当たり前に行える技術と精神力が必要。時間的・精神的な余裕のある投資家に向いている。短期売買することに気をとられて、仕事や学業や家事などの本業に身が入らなくなるのであれば、長期投資に専念すべき。長期投資→投資期間が長期になればなるほど、運用成績に占めるスワップポイントの割合が無視できないほど大きくなる。最高水準のスワップポイントを提供しているFX会社を選びたい。一時的な為替変動にも動じなくて済むように、なるべくレバレッジを低めにしたい。忙しい人でも気がついたらスワップポイントなどで資金が意外なほど増えていたりする。FX取引に慣れてきて余裕がでてきた方は短期売買にチャレンジするもよし。長期投資用の口座と、短期売買用の口座をそれぞれ別々のFX会社に作り併用しながら、自分に合った資産形成を楽しんでらっしゃる方が多いようです。
私も含め、個人トレーダーの入手できる情報というものは非常に限られています。各国の統計発表などのニュースでさえも、プロのディーラーがリアルタイムで情報を入手できるのに比べ、個人ではどうしてもタイムラグが発生してしまい、相場の動き出しに出遅れてしまうことも多くあります。このような状況はなかなか改善することはできませんが、私たちでもプロの投機筋がどのようなポジションを保有しているのか大まかに確認することができます。ただし、これも数日のタイムラグはありますが、時系列的な変化を捉えることで、大きな相場の変化の前兆を予測するのには参考となることがあります。下記で紹介するものはCME(シカゴ・マーカンタイル・取引所)での非商業的なドル/円ポジションの売買残高です。ここでいう非商業的とは、実需ではないポジションを指し、投機的な取引を意味します。ファンドなどの大口投機筋のポジションもこの中に含まれています。売買ポジション残の差を表しているだけなので、このグラフが意味することは比較的簡単です。ポジションがショート側に積み上がれば積み上がるほど、近い将来、反動(決済のためのロング)する大きな力が潜んでいると考えられるのです。逆に、ポジションが過度にロング側に積み上がれば、近い将来、ショートの反動があると考えられるということです。ただし、普段の相場では適度に売り買いの注文がこなされるので、こうした問題は表面化しません。このことは投機的な取引が、短期トレードが主体であることも大きく影響しています。特にファンド(投資信託)などの投機筋は、集めた資金(配当を支払わなければならないお金)の効率よい運用を考えており、少しでも早く、大きな結果を出さないといけない状況にあります。そのため非商業的なポジションが過度に積み上がった場合に相場が急に動き出した時は、投機筋のストップロス(あるいは仕掛け)によって他のストップロスを巻き込みながら、大きなレート変動を起こすことがあるのです。普段はこのような状況になることは滅多にありませんが、過去の大相場といわれる局面では、投機的なポジションが過度に偏っていたことは何度も指摘されています。